朝ドラ「ブギウギ」を毎朝楽しみにされている方も多いのでは!?
「ブギウギ」は蒼井優さんの女優復帰作ともなるようです!
そんな蒼井優さん演じる「大和礼子」のモデルは誰なのでしょうか?
調べてみると、松竹歌劇団のトップスターだった人物のようです!
そこで今回は、ブギウギで蒼井優さん演じる「大和礼子」にスポットを当てていきます!
それでは早速いってみましょう。
【ブギウギ】蒼井優演じる「大和礼子」とは?
朝ドラ『ブギウギ』で蒼井優さんが演じるのは、「大和礼子」というキャラクター。
出典:イトーカンパニーグループ
「大和礼子」についてまとめました。
- 大阪の梅丸少女歌劇団(USK)第1期生の娘役
- 劇団を引っぱるトップスター
- ヒロイン・鈴子のあこがれの先輩
- 鈴子は踊りや歌への大切な精神を礼子から受け継ぐ
蒼井優さん演じる大和礼子は、梅丸少女歌劇団(USK)の娘役トップスターという役柄です!
トップスターであるが故に孤独を抱えながら、プライドを秘めている人物。
鈴子たちの憧れの的となる存在です!
【ブギウギ】蒼井優演じる「大和礼子」のモデルは誰?
ブギウギで蒼井優さんが演じる「大和礼子」のモデルとなる人物は、「飛鳥明子」という人物のようです。
1922年に創設された松竹楽劇部、一番最初の大スターといえばトゥダンサーの飛鳥明子さん。
— 小針侑起 (@peragoro22) November 8, 2021
水の江瀧子さんが尊敬した方です。
桃色争議では大阪組の代表となり、その後退団しましたが、1937年に亡くなるまで劇団の指導者として関わりました。 pic.twitter.com/JJpuRQK4pv
大和礼子のモデルとなる人物は、飛鳥明子さんではないでしょうか?
との声が挙がっていました。
実在する人物「飛鳥明子」とは、どんな方なのでしょうか?
「飛鳥明子」とは?
「飛鳥明子」が生まれたのは1907年。
開業医の娘として生まれます。
開業医ということで、おそらく裕福なご家庭だったんでしょうね。
「飛鳥明子」は高等女学校に入学します。
この時代の高等学校は別名・エリート養成機関。
高等女学校を卒業している女性はとても優秀な方の象徴だったようです。
高等女学校卒業後に、松竹楽劇部に入団することになるのです。
蒼井優演じる「大和礼子」は松竹歌劇団のトップスター?

「飛鳥明子」は松竹楽劇部初期のプリマドンナ(主演女優)であり、トップスターでした!
「飛鳥明子」は、松竹楽劇部に入団後クラシックバレエの名手として才能を開花させました。
とても真面目な方だった「飛鳥明子」。
舞台に対しひたむきに努力する姿勢により、松竹楽劇部の中で絶対的な地位を獲得しました。
当時はおそらく1930年前後。
バレエシューズが簡単に手に入らなかった時代だといいます。
そんな中「飛鳥明子」は、足先に包帯を巻き血をにじませながらバレエの稽古をしていたんだそうです。
そんな努力を実らせ、初代娘役トップスターの確固たる地位を手に入れたんですね!
その圧倒的な存在感は、花田鈴子のモデルである「笠置シヅ子」さんにも大きな影響を与えたのでしょう。
トップスターのその後は?
松竹楽劇部の初代娘役トップスターだった「飛鳥明子」。
1933年夏に松竹楽劇部で「桃色争議」が起こります。
「桃色争議」とは…
- 松竹では不況のため人員削減や給与のカットを行っていた
- 1933年には少女歌劇部のメンバーの解雇や給与のカットを発表
- 少女歌劇部の団員たちがそれに反発
- 東京では新聞記者を集めて絶対反対と宣言
- 男役スターの水の江瀧子を委員長にして結束
- 会社は水の江たちの要求を拒否
- 水の江たちストライキを起こす
- 大阪の松竹楽劇部も劇団員が会社に待遇改善を要求
- 会社はその要求を拒否
- 団員たちは飛鳥明子をリーダーに70人ほどが結束
- 舞台をサボタージュして高野山に立て籠もる
- この事態をマスコミが「桃色争議」とよんで大きく報道し世間の話題となる
結果、「桃色争議」は楽劇部員の勝利に終わりました。
しかし、騒ぎが大きくなり会社のイメージが落ちてしまう事態に…
争議団長であった「飛鳥明子」が責任をとって退団することになるのです。
「飛鳥明子」は責任感の強い女性だったんでしょうね。
その後、「飛鳥明子」は結婚。
振付師となり後輩を指導する立場となりました!
しかし、1937年に病気の為29歳の若さでこの世を去ってしまうのです。
「踊りの天才」と呼ばれた飛鳥明子さん。
そんな「飛鳥明子」をモデルとした「大和礼子」を、蒼井優さんがどう演じるのか…
とても楽しみですね!